稚内 我が心の故郷

みんな大好きふるさも納税で我が家にカニがやってきた。しゃぶしゃぶ用のズワイガニで、この密度で三段積んであるので食べ応えも抜群だ。

説明書きにあったように流水で半解凍にして昆布だしにくぐらせるともう食べられる。好みによって火の通り具合を加減して生の食感を楽しむのもよし、しっかりめに火を通してみるのもよしと、さまざまなしゃぶ加減を試せるだけのボリュームがあるのも嬉しい。カニしゃぶ用に処理されているため、実に食べやすく、カニの甘さと風味が心ゆくまで楽しめた。今回は二人で食べたのだが、カニだけでお腹が膨れ始めるという贅沢な体験をすることとなった。

十分にカニを味わったあとは、たっぷりと出たカニの出汁で野菜を楽しむ。今回は白菜、ネギ、豆腐、マイタケ、水菜をチョイスした。失礼な話、あとは消化試合だと思っていた私はその美味さに驚愕を隠せなかった。普段、鍋にして食べているこれらの食材が信じ難いほどに輝いていたのである。無論、主役であるカニがあってこそではあるが、それぞれがエースと並び立つほどの味わい深さを帯びている。あっという間に野菜達を食べ尽くしてしまい、締めの雑炊に取り掛かる事となった。

おそらく自分はこれまでの人生で最高の雑炊を口にする事になるだろう。私はそう確信して鍋に飯を入れ、味付けし、溶き卵を加えて薬味ネギを準備した。お椀によそっていざ口に運んでみる。

結果としてはあまり美味くなかった。カニ、野菜、それぞれがこれまでにないパフォーマンスを見せてくれたにも関わらず、雑炊は私に何の感動も与えてくれなかったのだ。作り方がまずかったのだろう。最高の素材を与えられながら、こんな結果に終わらせてしまったことを私は悔やんだ。

締めこそ残念な結果に終わってしまったが、今回のカニしゃぶは実に素晴らしかった。家にいながらこんなクオリティの高い食事を楽しめる事が出来ることに感謝しなければならないだろう。

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