ニンニクは起爆剤だ!

私はニンニクが好きだ。焼肉屋にいけば必ずニンニクのホイル焼きを頼むし、ラーメンを食べにいけばおろしニンニクを出して貰う。料理をする方なら当たり前かもしれないが、冷蔵庫にはいつもニンニクと生姜が入っている。生を切らしたときの為にチューブのものも常備している。

そんな私のニンニク愛は食べるだけにとどまらない。農業をしていた頃は是非この手で育てたいと考え、ニンニクの栽培に取り組んだ事もある。産地である青森で栽培されている福地ホワイト六片種だ。私も勘違いしていたのだが、六片だからといって粒が6つある訳ではなく、一玉につき4〜6片あるこのニンニクは一粒一粒が大きく、味も濃厚で香りもよい。贅沢ではあるが、これをホイル焼きにして食べるとホクホクとした食感とニンニクの香りが合わさって身体中から力が漲ってくるのを感じる。香りや辛さという点ではケースバイケースであるだろうが、糖質も他のニンニクより多く含まれているため、福地ホワイト六片がもっともこの調理法に適した品種だと私は思っている。

とはいえ、私が農業をしていたのは京都の田舎である。気候的に寒冷地といっていいだろうが、その条件が青森に敵うものではないだろう。現に栽培方法を調べた時点で次元の違いを見せつけられてニンニクは趣味枠として育てることに決めたものだ。なんせ青森では稲を刈るようにして機械でニンニクを収穫しているのである。私は育てたニンニクを自分と仲間用にして、余った分を道の駅で売らせて貰ったのだが、当たり前に地元でニンニクを育てているものなどおらず珍しさからかすぐに売り切れたのは嬉しかった。もっともこれは仮にも国産ニンニクを安くで売っていたというのもあるだろう。

ニンニクとは実に素晴らしいものだ。家に米しかない時もこれがあればニンニクライスにして満足感とパワーを得られるし、大抵の料理はニンニクと生姜をベースに仕上げていけば間違いなく美味くなる。肉を食べない主義の人とだってニンニクを通じて分かり合えることだろう。

私はこれからもニンニクを愛し続けることだろう。そして、その一片たりとも無駄にしないことを心に誓おうと思うのだ。

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