料理は意外と簡単だ

豚の角煮を作ってみた。我ながら美味そうに出来ていると思う。自分が好きという事もあり、たまにはちゃんとした料理を作ろうと思い立った際によく候補にあがるメニューだ。

私は普段から自炊しているものの、その殆どは簡単に済ませる事が多い中年男だ。腹が膨れればそれでいいと納豆ご飯が続く事も少なくはない。

基本的に面倒臭がりなので、この豚の角煮も手間の割には満足度が得られるという理由で好んでいる節がある。

一度作ってみれば分かるのだが、豚の角煮というのは基本的に材料を切って煮えるのを待つだけで出来てしまうのだ。煮込むのに時間が掛かるという懸念もあるだろうが、圧力鍋を用いることでその問題は解消される。

圧力鍋で調理すれば1時間もあれば作れて、そのほとんどが手放しで煮込まれるのを待つだけの時間である。その間に動画を見てもいいし、好きな小説を読んでいてもいい。休日であればゆったりと優雅に酒を飲み始めながら完成を待つのもいいかもしれない。

今回は記事に載せる事を意識してチンゲンサイなどあしらってみたが、これも卵を茹でる際に軽く湯掻いてやればいいだけだ。

ところで、最近ファミリーマートの「お母さん食堂」について批判的な声が上がったと聞く。反対の署名を集めた女子高生達は世に蔓延る料理を初めとした家事は母親がするという固定概念に憤りを覚えたそうだ。

しかし、一人暮らしをする世の男性は少なからず私のように自炊をしているのではないだろうか。小学生の頃から家の飯炊きをしていた私からすれば、お母さんが可哀想だというならまずは親に代わって自分で飯を作れと言いたくなってしまう。

実際のところはわからない。彼女らが仮に親に飯を作らせているのだとしたら権利は当然のように享受して、それを顧みずに文句をいうような人間には男女がどうこうという以前に、他人の役割についてとやかくいう資格はないと思うのだ。

敢えて言おう。他人の食卓に物申す際には最低限、自分で飯を作ってからにするのが筋である。

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