一杯のコーヒー

人生とは自分に合った一杯のコーヒーを探す旅だと言ったのは誰だっただろうか。

コーヒー好きの端くれである私はこの言葉に共感を覚える。朝の一杯は苦味の強いグァテマラ、午後のひとときにはモカマタリやブラジルサントス辺りを好んで飲み分けている。

豆を買うときは苦味の強いグァテマラ系と酸味の強いものを一種ずつ選ぶようにしている。100g あたり500〜600円の価格帯のものだ。ブルーマウンテンといった高級豆にも手を出してみたいのだが、普段飲んでいるものの2倍ほどの価格に躊躇ってしまう。

コーヒー豆の多くはコーヒーベルトと呼ばれる栽培に適した緯度に位置する産地で作られているのだが、そこから外れた土地、例えばハワイ産の豆なども興味深い。もっとも希少性から他の産地と比べて割高になってしまうため、これも現時点では「こんな豆もあるんだな」と眺めるだけに終わっている。

そうやって自分で淹れるコーヒーもいいが、やはりコーヒー専門店でプロが淹れてくれるコーヒーには敵わない。技術はもちろん、設備や道具も一流のものを使っているのだろう。そう思わせられるコーヒー店が通える場所にあるのは幸せなことだ。

皆さんは自分だけの一杯、最高のコーヒーを飲める場所をお持ちだろうか。

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