馬肉を喰らう

先日、馬刺しを食す機会に恵まれた。熊本県益城町の故郷納税の返礼品として送られてきたのだ。

内容はフタエゴと赤身二種、画像を見て貰えばわかるようにボリュームも満点でたらふく馬刺しを楽しめる一品となっている。

薬味はミョウガ、ネギ、タマネギ、シソを用意した。それらをのせた馬刺しを醤油とポン酢にショウガを溶いたものでいただく。

まずはフタエゴから、脂と赤身が溶け合って弾力ある食感と脂の甘みが口に広がる。あまり多く食べるのに向いていないが、部位の中では私はこのフタエゴが一番好きだ。これは馬のバラ肉の外側にある皮膚に近い場所で、一頭からわずかしか取れない希少部位だ。

他の赤身二種も負けてはいない。サシの入った赤身はまろやかな脂の旨味を楽しめるし、純粋な赤身は馬刺しの風味をしっかりと味わえる。フタエゴ、赤身、サシ、赤身、赤身の順で食べれいけば延々と馬刺しを食べ続ける事が出来るのだ。

馬刺しというご馳走は年に一度食べるか食べないかだが、口にする度に馬刺しならではの美味さに感動させられる。私は生肉が好きで、昔は牛肉のタタキや鷄の刺身など食べていたが、やはり刺身として食べるなら馬肉が一番だと思う。